「私」が「私」でいるだけで、誰かの役に立てる場所。
いつもの仕事からの、帰り道。
ある御宅の駐車場で、白黒の細長い猫が、
暑いのか、スライムみたいにじめんに長く伸びて落ちていた。
疲れた心がふと癒された。
自分にもきっとある。
みんなにもきっとある。
一人ひとりにきっとある。
ありのままで自分らしく、
その場にただ、寝っ転がってくつろいでいるだけなのに、それを喜んでくれる人。
自分が自分らしくいるだけで、誰かの役に立てる場所。
私はその場所を探す。
私はその場所を目指す。